2018年、明けましておめでとうございます。広報担当の土屋です。
皆さんはもう、今年の抱負は決めましたか?

地球にも自分にもやさしい暮らしをするために、身近な食からできること。和食を代表するお魚である、ウナギを例に考えてみましょう。

グリーンピース ウナギ ニホンウナギ
写真:ニホンウナギ
昔から日本で食されてきたのは、ニホンウナギという種類のウナギですが、20世紀に入り、需要の増加や河川など生息環境の変化に伴って数が激減し、2014年には絶滅危惧種になってしまいました
しかし、絶滅が心配されるといっても、街の鰻屋さんは健在で、スーパーでは手頃な値段で買うことができますよね。ウナギの危機的な状況は、普段の暮らしからは実感しにくいのではないでしょうか。
そこでグリーンピースは、ウナギの危機がいまどれだけ知られているのか、また、知ったときに私たちはどう行動しようとするのか、消費者1,086人にアンケート調査を行いました[1]。そこで見えてきたことをお伝えします。

ニホンウナギが絶滅危惧種だと知らなかった、41.7%

ニホンウナギが絶滅危惧種だということを知らなかった人が41.7%にのぼりました。ニュースで多く取り上げられているものの、周知の事実でないのは、やはり店頭に普通に並んでいることが影響しているのかもしれません。
初めて知って、今後、「食べるのをやめる・減らす」意向のある人は19%で、ほぼ二人に一人が行動を変える意向がありました。

グリーンピース ウナギ 絶滅危惧種 意識調査

 

稚魚の半数、密漁など不正取引の可能性を知らない、73%

昨年、共同通信が報じた「ニホンウナギの稚魚の約半数に密漁などの不正な取引による可能性がある」という調査結果[2]は、ほとんど知られていないことが分かりました。注目したいのが、その不正取引の存在を初めて知った73.9%のうち37.1%、つまり、2人に1人以上が「食べるのをやめる、または減らす」と回答したことです。

グリーンピース ウナギ 絶滅危惧種 意識調査

 

これからもウナギを食べるためにできる行動、「資源状態を知る」

私たち一般の消費者ができることを尋ねると、ウナギの資源状態を知る(52.4%)が最も高く、続いて「食べる量や回数を減らす」(27.3%)、「代替商品を食べる」(26.3%)という結果でした。

グリーンピース ウナギ 絶滅危惧種 意識調査

ウナギの旬は秋〜冬、知らない人が6割

本来、天然のウナギは冬に向けて成長し、脂が乗ってくる秋から冬にかけて旬といわれます。しかし、夏が旬と思っている人が多く、食べる時期も夏に集中していることがわかりました。

<旬>
グリーンピース ウナギ 絶滅危惧種 意識調査

<食べる時期>
グリーンピース ウナギ 絶滅危惧種 意識調査

夏に出荷を間に合わせるため、現在流通するウナギの99%は養殖されたものといわれます。ここで、養殖なら資源に負担がなく、いいのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、養殖では稚魚(子どものウナギ)を自然から捕ってきて育てているので、天然の資源に頼っているのです。そもそもウナギが自然界で絶滅してしまったら、養殖も成り立たないのです。

 

ウナギの未来のためにシェアしてください

ウナギ グリーンピース 

皆さんは、ウナギの現状を知ってどのように感じましたか?
絶滅の心配があることや、密漁の可能性を知らずに食べていた人は、少なからずショックを受けたかもしれません。
いつも行く身近なスーパーが、不正な取引によるものではない、信頼できる商品を販売してくれれば、消費者としてはありがたいものです。また、店頭で積極的にお魚の資源状況などを伝えてくれれば、いつものお買い物に新しい視点が加わりますよね。
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されてなお、販売を中止した大手のスーパーはありません。
私たちが立ち止まってウナギを食べることについて考えたり、販売者に変化を求めたりしてこそ、ウナギの未来は変えられるのだと思います。
2018年、私たち一人ひとりにできることを、ハッシュタグ #うなぎ で、SNSにシェアしてください!また、周りのご家族やご友人に、話してみてください。

参考資料
[1] グリーンピース・ジャパン「ウナギの消費に関する意識調査」
[2] 共同通信調べ「ウナギ稚魚、半数が違法取引か」

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ライターについて

土屋亜紀子 Akiko Tsuchiya 広報担当。北極から南極まで、国内外のキャンペーン情報を発信します。自然とともにある暮らし、オーガニック食材・玄米菜食を中心とした食養を実践中!とにかく猫をはじめとする動物が好き。

広報 土屋

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