おはようございます!海洋生態系担当の小松原です。

今日は、グリーンピースの船、エスペランサ号がインド洋で行っている調査のお話です。

昨年の夏に、虹の戦士号が南太平洋をパトロールしていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?

今回は、まだまだ監視の目が行き届いていないインド洋が目的地です。

インド洋を旅する船の名は、エスペランサ。スペイン語で希望という意味の名を冠する船です。ステキ!

さて、そんなエスペランサが、どんな希望を胸にインド洋に向かったのか、早速ご紹介したいと思います。

 

破壊的な漁業を阻止するために

グリーンピースは長年に亘り、海の生態系に多大な負荷を強いている、過剰漁業問題に取り組んでいますが、昨秋、世界最大のツナ缶会社である、タイ・ユニオンに対し、持続可能な方法かつ人道的な労働環境下で獲った魚にスイッチするように訴えかけました。

この呼びかけに対し、30万人を超える多くの人々が賛同して下さいました。

タイ・ユニオンにとって、無視できない消費者の大きな声となったことは疑いようもありません。賛同して下さった皆さま、ありがとうございます!

エスペランサは今、私たちの大きな声という波に乗って、インド洋の東アフリカ側を航行しています。

 

いま、インド洋で起こっていること

この海域は、ものすごい数のフランスやスペインの漁船が、いかに短い期間にどれだけ多くの魚が獲れるか、しのぎを削っている場所です。
そして、これら漁船の多くは、獲れた魚をタイ・ユニオンに供給しています。
言わずもがな、こうして獲られたマグロたちはツナ缶となって、世界中のスーパーの商品棚に鎮座することになるんですね。

さて、消費者の訴えに対するタイ・ユニオンの反応はというと、下がった評価を挽回しようとはしてはいますが、その歩みは極めて遅いものです。

そこで、エスペランサ号は、タイ・ユニオン社が向き合うべき現実の証言者となるべくインド洋に出向いたというわけです。

インド洋に浮かぶ漁船による、環境にみじんも配慮をしない漁法により、マグロたちの個体数にさらなるプレッシャーがかかっているんです。

これらの漁船は、マグロだけでなく、あらゆる海の生き物を犠牲にしています。

彼らは、それを「混獲」なんて呼んでいますが、一緒に獲られてしまった、サメなどに代表される他の生き物たちの多くは、海に投げ捨てられ命を落とすという悲しい運命にあります。

 

今こそ、ステキな変化を!

さらに事態を悪くしているのが、漁船が海に捨ててゆく漁網や人工集魚装置 (FADs) と呼ばれるマグロをおびき寄せるための道具です。
少し考えれば、捨てられた漁具に引っかかって、魚たちが不要に命を落とすことぐらい誰にだって想像できること。こういう身勝手かつ短慮な行動にものすごく憤りを感じます!

今回のシップツアーでは、少し変化球を使っています。
見境なく海の生き物を傷つける破壊的な漁法を用いる船を見つけ、インド洋を人工集魚装置フリーな海にするために、ピースフルに抗議をします。
結果は随時お伝えしてまいりますね。
 

人間用のツナ缶だけじゃない、怪しいマグロが潜む場所

タイ・ユニオンの主なマーケットはヨーロッパやアメリカですが、日本にも全く関係ないわけではありません。
タイ・ユニオンのツナ缶は日本では限られていますが、同社は、ウィスカスやカルカンなどのブランドで知られる、これまた世界的に有名なペットフード会社のマースにも供給しています。
加えて、日本は世界トップ10入りするほどの猫好きな国と聞けば、ますます心配になっちゃいます。
グリーンピースは、世界各国のオフィスと一緒にマース社へも呼びかけをしています。あなたのネコ缶はだいじょうぶですか?
 

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グリーンピース・ジャパン

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